スペインの最新機器、「インディバ INDIBA」
スペインの最新機器、インディバの講習に参加してきました。
インディバとは高周波・電磁波エネルギーをつかったスペインの施術機器です。
従来のレーザー治療やマイクロ治療とは比べ物になりません。
それらが困難だった深部や局部へのアプローチが可能です。
治療や日頃のケアで使うことができます。
期待される効果として、
・骨、腱、靭帯の損傷部位の治療
・疲労回復
・リラックス効果
・内臓細胞の活性化(老廃物の除去)
・皮膚の傷口の早期修復
もともと人間に使っていたもので、エステや治療院や病院で使われています。
細胞レベルで治療するので
使い方次第で、様々な効果が期待できるのが、このインディバ。
馬にインディバを使う効果、がなんとなく実感できてきたので自分の整理も踏まえて、まとめてみました。
これまでインディバで馬に施術してきた回数は200を超えています。
もうインディバなしで日々のケアは考えられなくなりそうなスタッフのまとめです。笑
具体的な数値等での効果結果はないので、
あくまで超個人的な感想?!かも。
●インディバとは
インディバは、高周波を使う機械です。マイクロやレーザー等では難しかった身体の深部へのアプローチが可能です。細胞同士の摩擦で発生するジュール熱で超活性を促します。薬等や針等の外的な作用ではなく、自らの細胞が活性化しますので、副作用などは基本的にないです。ただ、体力が少しいるのでガッツリ施術すると次の日だるさを感じることもあります。
以下、具体的な施術を書いていきます。
※ちなみにインディバにはモードが二つあり「RESモード」は深部、「CAPモード」は表層に働きかけます。
●馬にインディバ
馬にインディバを施術するときに気を付けているのは
・馬の自己回復力
・次の日の運動内容
・熱発していないか
です。
基本的になんでもかんでも施術すりゃあいいってもんでもないのかな、と考えており、その馬の自己回復が優先で、あともうひといき欲しいなっていうときに使っております。特に筋肉の痛みや疲労回復などにはそうしています。しかし脚になんらかの支障があったり手術後などの馬には頻繁に施術しています。
しっかりとインディバをかけるとだるさを感じることがあるので、次の日に追いきり等のときは控えます。また施術すると体内で熱が発生しますので、発熱しているときはおこないません。
①動きが悪い部位
追い切りの前々日までその部位に大体RES60%で施術します。例えば右トモ
が気になる馬にそれをして動きがかなりよくなったと実感できています。ちなみにインディバは血流アップにともない酸素が運び込まれやすくなるのでATPにもアプローチします。←これはインディバの人がおっしゃってた
②毛艶や栄養の巡りが悪い、飼い葉食い悪い
みててパッとしない子、栄養回ってないなって馬には、背腰全体にRES50%ぐらいでかけます。効く馬はすごく効きます。施術した次の日、パッと雰囲気明るくなってました。インディバ社によるとインディバは内臓細胞にも働きかけるそうなのでたぶんこれですね。老廃物もよく出てすっきりするそうです。なかなか飼い葉を食べなかったこも食べてくれるようになりました。
③骨瘤や骨膜、屈腱炎
脚に施術するときは、余計な熱を発生させないようにRESで2%をほぼ毎日おこなっています。コラーゲンの育成にアプローチし、破骨細胞の生成を妨げます。
→効果はよくわかりません、ただ運動したとしても悪くなっていかないのは確か。そして運動のあと必ずウラがはったりする子に使うと翌日ウラがすっきりしました。
④運動後、腱が張る馬
RES2%で腱に当てると、かなりすっきりします。また肩甲骨や頸の硬さから張る子には、肩甲骨にRES40%~60%で当ててあげると、脚がすっきりしました。
⑤脚の出が悪い馬
RES40%~60%で脚の出が悪い方の頸から肩甲骨にかけて施術します。あとは脚の出が悪い対角線上のトモにも同じように施術するとよくなったと感じます。
⑥背中など触っただけて痛がる馬
表面がガチガチな子はまずCAPモードで表層をほぐしたあと、RESモードにするとかなり身体が柔らかくなります。身体張ってる馬って気持ちもイライラしていることが多いから、インディバするとリラックス効果もあるので(よく寝れるし※これは人間に施術したさいの実際の感想)心身ともに柔らかくなります。
と、インディバは様々な使い方ができます。
あとモードの強さは馬によったり、水分量少ない箇所は熱発生しやすいので弱めたりと変えて下さいませ。
インディバを導入した当初はなんとなくやみくもに使っていましたが、だんだん使い方に洗練さがでてきたと自画自賛。
↓詳しくは↓