スペインで生活していたときのお話。
一度、怒られたことがあります。
怒られた?というか、注意されたこと。
馬の餌をやっていたときに、
遠くから、スタッフに呼ばれました。
「ちょとこっちきて~」って。
で、小走りでその人に近づくと
「れい! なんで走る!??走らなくていいから!」
って真顔で注意されました。
え? え? え?
なんで今注意されたんだろ(笑)
私の頭の上は「?」だらけでした。
「ぽるけ、、、 (スペイン語で「なんで」)
日本では、呼ばれたら、すぐ向かうのが常識でしたが、こちらでは、自分のペースでだらだら向かうほうが常識でした。
ほかにも、、
仕事に向かうため、家を出る時間をホストに聞いたときも、
ホストに「私が紅茶飲み終わってからかな~」って言われ、
「いや何分後やねん!」って、心の中で突っ込みました。
ぜーんぶ自分ペース。
最初の2週間は、現地のペースや価値観に、戸惑ったりイライラしていましたが、徐々に、自分ペースでいることに慣れて気持ち良くなりました。
もし日本なら、自己中心的すぎ!っていう行動をとっても、全くジャッジされないんです。良いも悪いもなくて、「そういう人」で話が終わる。
他人の目を気にせずに、行動するって意外とできてなかったと思いました。
でもな、でもな、聞いてください。
その感覚で日本戻るでしょ、すると、ほんっまに怖かった。
周りの人が怖いっていうよりも、周りからどう思われているかっていうのに、こんなに自分が敏感になるんや、そしてそうなる空気感が日本は強烈にある~!!ってこと。
空気読まない行動してたら、たたかれる~
いやなこと言われる~
↑言われてもどうでもいいって雰囲気だしてたら余計言われる~
とにかくジャッジの嵐~
でもね、思うんです。
ジャッジする人ってかなり心的ストレスあるやろなって。良いか悪いか決めちゃうからしんどくなるんですよね。
そういう人とは、離れればいいです。どうしても、関わらなきゃいけないんだったら、心の中で「かわいそうだな。」って思っておけばいいんです。
好きと嫌い、良いと悪いは、別ものです。
私にも、「嫌い」がありますので、「この人は、ちょっと嫌だな」って思ったら、距離とります。
でも、この人「嫌い」だから、「悪い人」には、なりません。
この、「嫌い」=「悪い」みたいにならないようにね、って大学の時に教授が授業で言っていたのを今でも覚えています。
スペインで、馬の仕事して、馬のこと学ぶつもりが、
休むこと、日本の空気感や、自分の価値観を再認識させられました。
イギリスでの短期留学のときもそうだった。
海外で、少し暮らすって、これがいいんだな。
あでぃおす。
追記
スペインに移住も考えていましたが、お水がお肌に合わなかった。硬水で、肌も髪の毛もぼろぼろに。日本帰ってきて、シャワー浴びただけで、化粧水浴びてる感覚になり、お肌もちもち、わーい。