いいですか。
競走馬に乗っているからといって
暴れ馬に乗れるわけではありません!(笑)
急に何?って感じですよね(笑)
いや、ときどき勘違いしている方がおられまして、
「伊東さんは競走馬に乗れるから、暴れたりする馬にも乗れる」
みたいに言われることがあります。
無理です。
怖いです。
乗りたくないです。
そりゃあね、
乗馬だけ乗っている人よりも、
競走馬の出すスピードには慣れがあるかもしれません。
ただ、跨った瞬間に暴れる馬なんてとんでもない(笑)
跨った瞬間に暴れる馬には
跨るよりも前に、いっろいろ
確かめていってからでないと乗りたくありません(笑)
そのいっろいろのプロセスは
今まで何百頭と関わってきた経験から
ボキャブラリーはわんさかありますし、
これからも増やしていくつもりどす。
正直、ホースマンシップをやってからは
馬とのコミュニケーションの美しさと同時に
コミュニケーションがとれていないときの
「怖さ」や「危なさ」を感じるようになりました。
また、この人、馬のこと全く見れていないし
コミュニケーションとれていないのに
馬のことわかっている気になってる。。
自分の精神的な問題を馬や私にぶつけてるぞ。。
とかそういうのもみれるようになってきました(爆)
そういうときは、「無。」
いくら説明しても分かり合えないので「無。」(笑)
そういえばこないだ、
「調馬索かけないほうがいいと獣医に言われたので
回さず乗ってほしい。」
とある乗馬の人に言われたことがあります。
ぉおおお!?(笑)
獣医さんが調馬索をかけないでといったのは
おそらく、鞭で馬のバランス無視して
爆走させる調馬索を想像してだとは思いますが、
(その時点で調馬索の一般認識が勘違いされているなと感じるぜ)
グランドでの円運動、調馬索は
馬自身のバランスで各歩様をリズムよくできることを確認、
さらには人との関係性を構築していくもので
それできての騎乗だと思っている私は言葉が出ませんでした。
そのお客さんは、獣医さんを信じているだろうし
そもそも調馬索の認識が違う時点で
私とは考えが合わない気がする、、
言葉が出ない、もぐもぐ。
てな状態でした。
なんしか、わたくしには
人間とコミュニケーションがしっかりとれていない馬に
いきなり跨って乗って関係性を作っていくほどの
素晴らしいバランスも度胸ももっておりません!
へっぽこ人間です!
だからこそ馬が落ち着いた状態で人を乗せるための
グランドでの準備は欠かさないのです。
あでゅううううん