「反抗する馬」この言葉使う人、馬を知らない

お客さんへの講習をしているときに、馬が反抗して、、という発言をする人がいます。
元をたどれば、教えてくれているスタッフが「反抗」という言葉を使っている場合がほとんどです。

「脚反抗のある馬」というように、
「反抗」という言葉を使っている人は馬のことを理解していない可能性が高いです。
なぜなら、馬には「反抗」という言葉は「使えない」からです。

それでは、なぜ「反抗」という言葉は馬には使うことができないのかをお伝えしていきます。


まず「反抗」の意味を考えましょう。

「反抗期」という言葉をよく聞きますね。親に対して反抗しているということです。
例えば門限があるのに守らない等。

これは、親が言っていることは「理解している」
けど
それをやりたくない、やらない。ということですよね。
親が自分に何をしてほしいかは本人は分かっている状態です。


では、脚反抗についてです。
「脚反抗」という言葉を使われている馬はどういう状態でしょう。

後肢を踏み込ませて前に出るという意味で人は脚を使ったのに「跳ねる」ということをしたから「反抗だ」と言います。
「反抗」=「この馬は後肢を踏み込ませることを知っているのに、あえて跳ねた!」になるわけです。
プラス、「あなたは、馬になめられている」等と言うスタッフもいるのではないでしょうか。
「馬になめられている」と言われた側は、悲しいですよね。怒りがでてくる人も中には出てくるかもしれません。


じゃあ、馬は「反抗」ではなく何をしたのか。

脚という「刺激」に対して、跳ねるという「行動」を選択をしたのです。それだけです。
この人むかつくから、跳ねてやろう!!という「反抗」はできません。

なぜですか?

 

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これを理解すれば、「反抗」という言葉で、片付けられなくなります。



また、「反抗」という言葉を、ポジティブにとらえる人は少ないのに、そういった言葉を使ったせいで、冷静に馬とのコミュニケーションが取れず、怒りや感情任せに鞭や脚を使う原因になり、そういうことも防げるわけです。

 

 

言葉を丁寧に、使っていきたいですね。

馬は前頭前野0%ですよ。

犬や人間とは全く違うのです。