「刑務所みたい。。。」
初めて、とある競馬場の厩舎に入ったときの本音。口には出されへんかったけど、そう思った。働いてる牧場の厩舎よりも馬房が半分の狭さ、窓は小さい、通路は狭い、薄暗い。
でも、
馬はすごく穏やか。
なんでやろ。
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ある牧場にいったときのこと。
毎日放牧されて、運動もされてる。おいしい空気。厩舎も広く、風通しがいい。馬房も広くて、寝藁はきれいに整えられてる。
でも、
馬がイライラしてる。正直めっちゃ怖い。
なんでやろ。
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答えは、人でした。
扱う人が、馬のことを理解して接しているか。
どんだけ、ワンダフルな環境を与えられていても、一緒に過ごす「人」が傲慢で、利己的だと、馬が穏やかではなくなるんだと、身をもって経験できました。
馬が穏やかでない牧場では、どんな扱いをされていたかというと、馬が言うことを聞かなかったら(本当は100%人間の問題)、そのあと馬房で罵倒や鞭でたたかれるなどをされていました。
リードを引っ張っても前に進まなかったら、しゃくり上げられたりしてました(そりゃ余計前に歩けられへんがな、、)。
見るに見かねて、声をかけると、「うるせぇ!!!」と怒鳴られた、あたち。
そのおじさんに無理やり引っ張られ、困惑している馬が、私の目の前にいて、私はどうしたら穏やかにできるか知っていて、でも何もできない自分がいて、辛くて辛くて、ぽろっと、いや大泣きしてしまいました。
そんな私をみて、Aさん(尊敬している人たちのうちの1人)に、「そんなんで泣くんやったら辞めろ」と言われました。
「馬業界で働いてる人で、そういう馬に対してリスペクトのない扱いをしている人なんてざらです。たくさんいます。それをみていちいち泣いてるんやったら辞めたほうがいい。」
ぴえええ。
現実を知った、あたち。
そして、何をするか決めた、あたちでした。
話ぶっとびましたが、
どんだけ、映える、よい場所でも
扱う人間がどうかって、話です。
逆に言えば、ちょっとどうなのかなこの場所。ってところでも、扱う人が馬を理解している人なら、馬は幸せなんです。
これ、人もそうじゃないですか。きっと。
超高級料理を、嫌いな人と食べるか、
ちょっと味薄ぅ!料理を、大好きな人と食べるか。
どっちが幸せじゃい。
あでぃおす