持田さんのホースマンシップ研修で
考えさせられたことの1つ目、ずらずらと~。
―「馬の好きなものはなんですか?」―
「人参!!!」 「牧草!!」
「好きなものは?」と聞かれると、「食べ物」を答えてしまう。。
これって、「捕食者」の回答なんですよね。
でも馬は「被捕食者」ですよね。
本当に、馬の好きなものは食べ物なのか。 (!?)
馬の好きなものは、(持田さんいわく)「安全と快適」です。
馬の群れの中では、それを提供できる馬がリーダーになります。
たしかによく考えてみると、、
エサあってもライオンそばにおったら、走って逃げますよね。
ってことは、食べ物よりもまず、安全で快適な空間が馬にとっていいのかも。
(ライオンにとってはエサあるのが一番かもですが)
だから、馬と接するときに、人参ぶらさげるよりも、
安全で快適を提供できる存在になれば、リーダーになれるよね!
(曳馬しているなら)私の隣は「安全で快適」だよ、と。
それを馬が理解すれば、曳手(紐・リードロープ)なんていりません。
だって、自ら私の隣でいてくれようとするから。
私が止まっても、歩いても、走っても、となりでいてくれます。
ーほかの動物は?-
鷹とのコミュニケーションってご存知ですか?
鷹匠さん(参考:「タカを飼いたいと思わせたくない」女性鷹匠マンガ家が伝えたい、命との距離感 - イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」)によると、
「鷹は自分に有利なものを利用することに長けている」のだそう。
なので、人間は「飼い主ではなく、鷹にとって利用価値のある相棒」
というスタンスをとって、関係性を築くのだそうです。
その関係性ができたら、鷹は隣にいてくれる(腕にとまってくれ、また帰ってきてくれる)のだそう。
やっぱりここでも人間的思考じゃなくて、鷹の思考を使う。
す、すごいですよね。
というか、人間って、すごい。
どの動物とも、相手を理解しさえすれば、一緒に生活できるのかも!?
―人間目線をやめる、自分目線をいったんやめるー
馬や鷹、動物に対しては
人間目線をやめて、その動物のコミュニケーションを使って接していくと、円滑な関係性を築けるっていうお話でしたけど、
人間同士でも、同じことだな、って。
簡単な話、英語しか話せない人に、日本語で話しても通じないですよね。
自分の常識じゃなくて、相手の常識、思考を理解してコミュニケーションをとる。
自分の考えを抑えるのではなくて、理解してから主張する。
で、そのために何が必要なのかなって。
個人的な意見ですが、
相手に対しての「畏敬の念」があるかどうか、じゃないかなと。
この言葉、わたしどこで聞いたのか、ずっと引っ掛かっていまして。
(たぶん馬にもつながるし、恐らく自分の課題でもあるから)
「畏敬の念」って、恐れ敬うことなんですけど、
この「恐れ」ってところがキーワード。
これを感じさせてくれるのが
犬でも猫でもなく、「馬」だなあって。
なんでって、馬、めっちゃでかいですよね。
そして力も到底人間にかなわないです。
おそらく、無意識に「怖い」って感情が生まれていると思います。
その感情無視して、馬を扱っていると(馬を舐めた態度で接していると)、
怪我すると思います。
例えば、曳馬でのっかられるなんて、まさにそれ。
―そもそもコミュニケーションってー
コミュニケ―ションって、「共有する」とか「分かちあう」が語源なんです。
それをしっかり理解していると、自分の考えが一方通行になりませんよね。
もし、初対面のときや相手のことをよく理解していないのに、自分の考え主張を投げつけてばかりいると、、 相手が馬だと怪我しまっせ。
人間相手でも、そんなことしてると、関係築けないのは当たり前。
そこで、「畏敬の念」があれば。。
コミュニケーションとれますよね。
だって「恐れ」と「敬い」の気持ちをもっている相手に
土足で踏み込んでいけますでしょうか。
そういう他者との接し方を、馬は教えてくれるんだなあ。
しかも、言葉じゃなくて、馬は精神面みてくるから
猫かぶってもバレますしね。
(「よろしくねえ~」って言っていても、内心ビビっていたら、
馬は「ビビってる」わたしを見てくるのさ)
自分の内面の状態をみつめなおすきっかけをもくれる、
そんな馬の魅力に、とっても惹かれているわたくしのお話でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
来週は「人に何かを教えるときの、大事なスタンス」について
あと、「人はチェスできるけど馬はできません」ってことについても書く。
この題名だけで何が言いたいかもうバレてますね笑
↑これらもまた馬から学んだので。
(ってことを書いとかないと、怠けて書かなくなる。自分へのプレッシャー。笑)
ちなみに、こちらのブログは、超個人的な感想ですので。
感じたことをアウトプットするためのフィールドでござんす。
あしからず。
あでぃおす。